AI時代の仕事の仕方や生き方を考えていると、最終的に
「人間の記憶や思想がクラウド化させて、思念体みたいなAIにどこまで任せるのか?」
という話に行き着きがち。
SFのようにも感じられるけど、実はそんなことなく、人格をクラウドで働かせる動きは僕もやっています。
「人格をクラウドで働かせるってどういうこと?」ってなるかもしれませんが、やっていることは単純。
『日常会話を録音して、それをデータベース化する』ということをやっています。
日常会話ログを「資産」にするメリット
普通の人だと「日常会話をわざわざ残すのって面倒…」と思いがちですが、
- ちょっとした対談や雑談が録音されるだけで、後から無限に掘り返せるネタになる
- 言葉にできていないアイデアや予感を、文字として「再確認」できる
- ブログやSNS、動画などへの展開がすぐ可能で、アウトプットの作りやすさが桁違い
という莫大なメリットがあります。
しかも今は、スマホに常時レコーダーを仕込んで12時間ぶっ通しで録れちゃう時代。
AIで文字起こしも要約も、めちゃくちゃ楽にできます。


(クライアントさんやお仕事繋がりの方と話す時は、常にこのマイクをつけてnottaで文字起こしをしています)
未来がSFっぽくなる理由
日常会話を全部ログ化すると、
「これもうブラックミラー(ネットフリックスのあのドラマ)世界なんじゃね?」
という話になります。


見たことない人はこれ見てほしい。
- Hang the DJ
- 500万メリット
- ホワイト・クリスマス
- ランク社会
- 秘密
- 虫けら掃討作戦
- 宇宙船カリスター号
たとえば
- 誰といつ話したか、どういう雰囲気だったのかまで全部データとして蓄積される
- AI同士がそのデータをつなぎ合わせて「今のあなたにベストな相手や商品、情報」を送ってくる
- なんなら自分の代わりにデータがネット上で仕事をしてくれる
例えば、自分がクライアントさんと話した内容をコンテンツ化して、情報発信を自動化することはできます。
というか、僕はやっています。
んで、このコンテンツ作成方法をちゃんとワークフローとして活用すると、労働ゼロでお客さんが増えていくなんて世界も十分つくれるかと。
ただそうなると、「働くってなんだろう?」みたいな思想的な疑問にもぶち当たります。
「目的」が問われる時代へ
AIが進化すればするほど
「そもそも自分は何をしたいんだっけ?」という問いかけが、よりシビアになっていきます。
全てが最適化されて、迷わなくて済むのは楽。
でも、何かが物足りない。
逆に言えば、そこに「自分独自のテーマ」や「やってみたいこと」がある人ほど、AIをフルに活かして爆発的に成果を出せるようになります。
たとえば、「新しい宗教やコミュニティの形を作りたい」とか、ものすごく儲かりそうな目的だなと。
「これがやりたい!」という思いがあれば、AIは超優秀な相棒になってくれますし、もはや相棒超えて神ですね。
まとめ
もし、リアル情報をすべてテキストデータに変換できて、そのデータがネット上で勝手に動くようになったら
「人類ってこれからどうなっちゃうんだろう?」
「自分の人生ってなんだっけ?」
そんな問いを、誰もが考えざるを得なくなります。
「日常の記録を資産化する」というと少し大げさに聞こえるかもしれません。
でも、会話のログを残してAIで整形・要約するだけで
- コンテンツのネタはどんどん増える
- 自分なりの気づきも深まる
- 「こんなことで悩んでたのか」「意外とここに興味あったんだな」と客観視できる
結局、最終的には、この過程でいままでやっていた労働が消えていく。
となればやはり、「AIに全部任せるのもいいけど、そこに自分の意志や目的をどれだけ反映させるか」が一番大事になってきます。
そして多分、その「意志や目的」をはっきりさせるのが一番難しい。
でも、だからこそ、会話ログを取りながら、自己対話を続けていくことの価値はこれからますます高まるはずです。
日常の雑談が、未来を垣間見せてくれる。
AIがどれだけ進化しようとも、最後の問い
「俺ってなにしたいんやっけ?」
に答えられるのは、自分しかいません。
面倒だけど、そこが一番ワクワクするところでもあると思います。